2011年7月28日木曜日

ジョン・ストット(1921-2011)

ビリー・グラハムと並んで、戦後福音主義を代表する人物であったジョン・ストットが天に召された。90歳だった。


不思議なことに筆者は殆んど何もストットに関する縁というかつながりを持っていない。著書を一冊も持っていないし覚えている限り彼の著作と言えるものを何一つ読んだことがない。

彼の講演を聴いたこともない。

と言うわけで、これを機に師の訃報を伝える記事をあちこち見ながら改めて師の人柄や業績を学んでいる次第である。

少し遡るが、ストット師が熱烈なバードウォッチングの愛好者であること。それを切り札に日本伝道会議の聖書講演者として招くことに成功した次第を、「のらくら者の日記」ブログが紹介している。(「二つの書物」

先ずストット師の業績を概観する記事として「クリスチャニティ・トゥデー(オンライン)」のティム・スタッフォード記者の文章、John Stott Has Died、を読むことをお勧めする。
記事の最後に彼の人柄をこうまとめている。
He was known all over the world, but when you met him he was a most devout, humble Christian man. His private life was no different from his public life. It was the same person. That's another way to say that he had integrity. There was no posing."
筆者が回覧している英語ブログで一番早く訃報を伝えたのは、デニー・バークのブログだった。

やがて次から次へと哀悼のメッセージや彼の影響を語るブロガーたちの記事に接した。
マイケル・バード「ユーアンゲリオン」
スコット・マクナイト「ジーザス・クリード」
(以上は右側のリンクを参照あれ。但し「ユーアンゲリオン」の新しいアドレスは新しくなっているので、古い方からジャンプしてください。)

マイケル・ゴーマンの「クロス・トーク」ブログでは、Thoughts on the death of John Stott、と言う記事でストット師から受けた影響(主に著作を通して)を紹介している。

と言うわけで、個人的にはジョン・ストット師と殆んどつながりを持たない筆者だが、彼の残した影響は色んな形を通して筆者にもやって来ているのだと思う。

改めて幾つかの訃報記事を読んで筆者が惹かれたのは、ストット師のキリスト者としての人柄だ。伝えられるところによると、彼の「謙遜さ」、「表裏のないこと」、「大げさじゃない」、「知的誠実さ」、そんなところだろうか。
しかし人柄だけでなく、何よりも福音の宣証に対する熱心さ、その福音の意味を社会的広がりにまで広げた、ローザンヌ誓約をまとめあげた人間関係を大切にするリーダーシップ、が印象に残る。

さて遅くなったが彼の本を何か一つ読んでみようかな。

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