2018年4月22日(日) 午前10時30分
朗読箇所 伝道者の書 3:1-22
説 教 題 「いつになったら目覚めるのか」
説 教 者 小嶋崇 牧師
聖書に見る人生観、伝道者の書(3)
民の愚かな者よ、気づくがよい。(詩篇94:8-11、新共同訳)
無知な者よ、いつになったら目覚めるのか。
耳を植えた方に聞こえないとでもいうのか。
目を造った方に見えないとでもいうのか。
人間に知識を与え、国々を諭す方に/論じることができないとでもいうのか。
主は知っておられる、人間の計らいを/それがいかに空しいかを。
《説教解説》
伝道者の書3章1-8節は「すべてのことには時がある」という意味深な詩になっている。
1960年代、この古代イスラエルの詩(欽定訳)に曲をつけて反戦歌にしたのがピート・シーガーであった。
彼は詩の最後「戦いのとき、平和のとき」の「平和のとき」に「I swear it's not too late(まだ戦争はやめられる)」と自分の言葉を継いで平和への願いを込めた。
ピート・シーガーはこのインタヴューで伝道者の書3章1-8節を解説して次のようなコメントをしている。
The world is full of opposites, inter-tangled; [世界は相反するもの同士が絡み合っている。]おそらく3千年(?)前の詩人も似たようなことを人生に感じていたのではなかろうか。
good and bad tangling up all the time. [良いものと悪いものがいつも交錯している。]
Nobody knows. God only knows. [(なぜそうなのか)誰も分からない。神だけがご存知なのだろう。]
大ヒットとなったバーズ版
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