2014年11月29日土曜日

明日の礼拝案内

待降節第一主日礼拝

2014年11月30日(日) 午前10時30分


朗読箇所 第二コリント人への手紙 2:14-17

説 教 題 「キリストのかおり」
説 教 者  小嶋崇 牧師

2014年11月26日水曜日

(少し拡大版)近所をグルメ探検

※こちらのブログでは取り上げていませんが、巣鴨一丁目の蛇の目寿司に関してはこちらをご覧ください。

さて巣鴨周辺だけでは限りがあるので、少し足を伸ばしてみます。

巣鴨と言えば「おばあちゃんの原宿」地蔵通りにある、手打ちそば菊谷からご紹介しましょうか。


注文して待つ間、雑誌に紹介されていたこのお店の写真とおそばをパラパラ眺める。



最初に出てきたのは普通のもりそば(大盛り)。薬味のねぎやおろしが丁寧。


次のまでちょっと休憩。お店は結構小さいです。


鴨肉つくねときのこのおそば。つやはやや甘め。


日本蕎麦の次はラーメンとなります。
どっちにしても麺類ですが。

巣鴨と言うか、大和郷には千石自慢ラーメンという結構有名な店がありますが、最近(山手線)お隣の駒込に足を伸ばして探検しています。

昔何度も足を運んだ(テレビにも何度も登場した、かの有名な)東池袋「大勝軒」で修行して独立したと言う「ごとう」が池袋西口の店を閉めて、駒込に移転したと聞き食べに行きました。(西池袋時代はついぞ行く機会がなかった。)


(画像はスマホで撮ったが消えてしまった。うまく保存できなかったみたい。)

これはつけ麺系一般に共通するかもしれないが、とにかく麺が太くぼそぼそになる傾向がある。
大勝軒の麺は中細でつるつるしていたのだが・・・。(一応参考までにごとう タベログ

駒込にもう一軒行こうと思っていた店があった。
アザレア通りにある麺や あかつきに先日行ってきた。


こちらも太麺でぼそぼそなのだが、つけ麺ではないので幾らか食べやすかった。

野菜、にんにく、脂の量は注文した後個別に聞いてくるので、今回は野菜とにんにくを「普通」で頼んだらご覧の量になった。(コチラの店はまた行く気になるかもしれない。)


最近の東京ラーメンについては不満なことが多いのだが、それは今回は言わないことにしておこう。

2014年11月22日土曜日

明日の礼拝案内

収穫感謝 主日礼拝

2014年11月23日(日) 午前10時30分

朗読箇所 使徒の働き 14:8-18

説 教 題 「正しい礼拝と感謝」
説 教 者  小嶋崇 牧師


2014年11月21日金曜日

(2)「収穫感謝礼拝」準備

今年の収穫感謝礼拝を明後日に控えている。

巣鴨聖泉キリスト教会で収穫感謝礼拝が始まったのは、1982年。

筆者の父が牧師として、特に教会学校で子供たちに『主の祈り』を教えることでの思索から出てきたものであった。

「日々の糧」の感謝をささげることに、より自覚的になることを通して、自然環境破壊、エコロジーの問題に繋がっていきました。

その頃父が手にしたのが、イェルク・ツィンク著「美しい大地ー破壊される自然と創造の秩序」(1983年、新教出版社)でした。


これが一つのテキストとなって、その後の収穫感謝礼拝説教は作られていったようです。

収穫感謝礼拝に参加する方には、収穫の主への感謝としてささげる地の産物」を持参するように頼んでいます。野菜や果物、時に穀物がささげられます。

筆者もなるべく余裕があれば、礼拝前に「地のもの」を求め、自然観察も兼ねて近くの山里を訪ねたりします。

今年も何かいい場所はないかとネットで調べていたのですが、段々時期が迫ってきたので近場に切り替え、最近耳にするグリーン・ツーリズム方面から探すことにしました。

最初思い浮かんだのは八王子付近の農協関連直売所でした。

しかしさらに近場をと、23区内で「野菜」・・・で思い浮かんだのが練馬区。
まっ大根でも有名です。

そして見当を付けたのが、JA東京あおばファーマーズショップこぐれ村
西武池袋線大泉学園から歩いて20分くらい、と手軽です。

次にお昼ご飯の算段をつけました。

武蔵野、と言えばうどんです。

駅から近い手打ちうどん長谷川にしました。



注文したのは「糧うどん」。

大盛りにしようかほんの一瞬迷いましたが、普通でやめときました。

茹で上がるまで15分くらい待ちました。

使われている二種類の小麦粉は、地元埼玉県のものと合わせ、国産です。

出汁つゆは少し甘めで濃い目のしょうゆ味。

味のついた豚肉の他に鰹節の味も利いていました。

その他小松菜、ごぼう、長ねぎ、しょうが、などが入っていました。

おいしかったです。

点をつけるとすれば、85点くらいかな。

最近時々食べ歩き(主に麺類)しますが、その中では最も満足できる方でしょう。

(同じうどんでは、昨年夏の旅行中に食べた三太郎うどんには及びませんが、その他の讃岐うどんよりおいしいと思います。)

さて御腹ができたので、今度は野菜をゲットしにファーマーズマーケットまで、桜並木のやや落ちてしまった紅葉を眺めながらそぞろ歩き。


お店の建物の中に入ると、商品台は野菜ごとに整然としているのですが、広さに反して品薄感が。


でも大根、キャベツ、白菜、など良い品が安いのには「やっぱり直売所!」と感心してしまいました。


沢山買いたかったのですが、幾つかあきらめて、5品にしました。


右から順に、赤カブ(120円)、キャベツ(80円)、カリフラワー(200円)、白菜(120円)、にんじん(130円)、でした。(ここには写っていませんが、他に葉付き練馬大根200円、青森のにんにく210円。)




もう一つの準備として、映画いのちの食べかたを鑑賞。

2、3年前だったか、当教会関係者が観て話題になったのを覚えていたので。

1時間30分くらい、ひたすら食肉や野菜の工場での大量加工や大規模農場での様子が写し出される。

背景に仕事をしている人たちの会話はあるが、それはストーリーには取り入れられない。

邦題「いのちの食べかた」は、原題の(恐らく)背景である『主の祈り』の「日毎の糧」を回避(無視?)したものだが、人間が食するために大量の生物を殺している過程をより直截に示唆する。

しかしこのドキュメンタリーはある種他の過程や音を減じて、「食料」の機械的生産過程をグロテスクにクローズアップしている向きもある。

やはり一種の編集・誇張。

まっそれが戸惑いやばつの悪い感触・印象を生むのを狙っているのだろう。



さて以上を明後日の礼拝説教のネタにしようと思っているのだが、どうなることやら・・・。

2014年11月19日水曜日

(5)エマニュエル・カレール『Le Royaume(神の国)』

このブログで朝日新聞が出す日曜版の一つ、GLOBEからのネタは三つ目となる。
価値観の違い
ピアノ調律

最近は新聞には一応目を通しても、斜め読み程度で終わってしまうことが多い。
時々面白く読むこともあるが・・・。

このグローブ版はテーマが雑誌風で面白く読めることがままある。

終わりの方のページには海外のベストセラーの紹介があるが、今回はフランス編だった。

浅野素女(もとめ)『書くことはさまようこと』 
が紹介している文学作品の3冊の中で(ノーベル賞受賞のパトリック・モディアノをさしおいて)筆者の目を惹いたのは、
エマニュエル・カレール『Le Royaume(神の国)』
であったのは題名からして当然であろう。

「テレビや映画でも活躍する多彩な中堅作家」であるカレールの『神の国』は
ある時期の3年間、神を信じて熱心にミサにも通ったという作者が、自身の姿を掘り下げつつ、キリスト教の真髄に迫るエキサイティングな試みだ。
イエスの死から聖書が成立するまでのキリスト教初期は神秘に満ちている。磔刑(たっけい)にかけられたひとりの男の惨めな死。そこに端を発して、キリスト教は不滅のローマ帝国を内部から侵食し、3世紀の間に覆してしまった。
これは、一体どういうわけなのか。カレールは探偵のように、歴史資料を縦横に駆使しつつ、2000年前の物語を現代に引きつけながら検証していく。
と、解説されている。

初期キリスト教が成立する歴史的背景としてカレールが焦点を当てているのは(浅野氏によると)、パウロとルカという二人の聖書記者らしい。

ユダヤ教の枠を越えて、キリスト教が広くローマ世界に浸透して行く鍵としてこの二人に注目するのは至極当然ではあるが・・・。

カレールの『神の国は』
宗教を材料にした娯楽小説でも、信仰の書でもない。それでいて信仰というものにがっぷり正面から取り組んだ野心作である。
と結ばれている。

少し読書欲をそそられた。
が、これだけでは余りにも浅すぎる。

フランス語は読めないし、現代フランス文学についても皆目何も分からないが、ネットととグーグル先生がついているのでとにかく検索開始。

どうやら日本語では何もそれらしき情報にはヒットしない。

著者名と本のタイトルをフランス語で検索するとそれなりに出てくる。

ビデオや記事を幾つか見てみたがやはり言葉の壁て何が何だか分からない。

そんな中、アマゾン英国にフランス語でだが読者書評が一つついていた。

最初これをグーグル翻訳で日本語に訳してみた。
結果は惨憺たるもの。(おためしあれ)

ちょっとあきらめかけたが、別な方法を思いついた。
それは英語に翻訳する、と言う方法だ。
This book covers the first fifty years of Christianity. Emmanuel Carrère conducted a fascinating study on the first disciples of Christ, including the four Evangelists and the groups they formed. Or how the message of Christ is re-translated, edited, published in the first communities around the Mediterranean. We are witnessing the different recruitment strategies of the first disciples, rivalries and alliances, the adventures of these far-traveling evangelists, all described in detail. Often Carrère imagine how it could have happened in the absence of documents or records accurate enough, but when he invented it has the honesty to say. Always with comparisons with events and actors of the modern era (Ben Laden, Lenin, Trotsky, Stalin) which, while avoiding anachronisms, allow to understand the events of 20 centuries old but have helped shape our history. Certainly books more competent, more scholars have been written on the subject. I tried to read one or the other, but these works have fallen from my hand after a few pages. This big book one, I devoured from beginning to end. An extraordinary evocation of what could be the atmosphere and life of the time, you'd be there....

いやー書評の内容はともかく、グーグル翻訳でこれだけ「読める」英語だったら、先ずは合格。

何でこれまでこの方法を試さなかったのだろう。

グーグル翻訳の便利な使い方を一つ習得した。(早速ドイツ語にも試してみた。)


先ほどの佐野氏の書評と比較すると、『神の国』が、厳密に歴史的な検証と言うより、より文学作品的洞察が先導しているのではないか、と思わせる書評だ。

幾らか読書欲は減退したが、しかし今まで越えられないとあきらめていた「フランス語の壁」が、グーグル翻訳である程度解決できることを知ったと言う収穫は大きい(今のところ)。



2014年11月15日土曜日

明日の礼拝案内

主日礼拝

2014年11月16日(日) 午前10時30分

朗読箇所 コロサイ人への手紙 1:15-23

説 教 題 「万物を成り立たせる」
説 教 者  小嶋崇 牧師


パウロ書簡の学び(128) | コロサイ人への手紙(11)

キリスト賛歌4

2014年11月9日日曜日

(3)キリスト者の短歌

丸っきり柄でもないことを・・・。

たまたまこのツイートが目に入った。

佐野豊子さんと言う歌人は(当然ながら)存じません。

ググって見ましたらプログをやっておられました。
佐野豊子の短歌

プロフィールにはこうあります。
わたしのルーツは沖縄ですが、台湾でうまれ、東京の府中で育ちました。
祖母、両親の影響がつよく、沖縄舞踊、短歌、クリスチャンと3つの草鞋をはいています。
「汎神的土俗」と「一神教」が混ぜこぜのようですが、すべての背後にあるキリストの愛をみつめています。
「汎神的土俗」と「一神教」が混ぜこぜ・・・と言うところに興味を惹かれました。

過去(アーカイブ)ちょっと見させていただきました。

冒頭の句でシリアスな句を予想してましたが、そう言うのは少なかった。

何となく目に留まったのは以下。

還暦もすぎてようやく折り返す神のまにまに捨て舟の見ゆ

日高屋はおひいとりさまが多すぎておふたりさまのテーブルにざす


今日はネットサーフィング。遊んでみました。

明日の礼拝案内

(※昨晩、ブロガー・アクセス障害のため今日更新。)

主日礼拝

2014年11月9日(日) 午前10時30分

朗読箇所 コロサイ人への手紙 3:1-17
説 教 題 「祈りと労働」
説 教 者 小嶋崇 牧師

説教シリーズ:キリスト者の交わり(10)
 

 『一日の仕事』
 祈ることと働くことは二つの異なることだ。祈りは働きによって邪魔されてはならないし、同様に働きは祈りに邪魔されてはならない。・・・
 仕事は人を「ものの世界」に投げ込む。キリスト者は兄弟姉妹の交わりから、非人格的な、三人称な世界へと踏み出す。この新しい対面によってキリスト者は「自分」から客観化されて自由になる。なぜなら「ものの世界」は神の手にあってキリスト者をすべての自己中心や自己追求から清める手段にすぎないからだ。 (ボンヘッファー、Life Together、2章)
 
 

2014年11月7日金曜日

2014年クリスマス集会


今年もクリスマスが近くなってきました。

このチラシ(電子版)を欲しい方はこちらをクリック


  クリスマス礼拝
  12月14日(日) 午前10時30分

「音楽とともにささげるクリスマス礼拝」

特別出演:
 北方奈津子(リコーダー、フルート)
 内藤真奈(ピアノ)

北方奈津子☆プロフィール

洗足学園大学(音 楽学部フルート科)卒業、桐朋学園大学研究科古楽器(フラウト・トラヴェルソ)専攻修了。
フルートを小林茂氏 に、フラウト・トラヴェルソを有田正広氏に、リコーダーを山岡重治氏に師事。
様々な時代のフルートを使い分け、 バロック音楽をはじめ各種のコンサートに出演。
また、ユーオーディア管弦楽団メンバーとして「賛美の夕べ」、各 地の教会でのチャペルコンサートに出演。
ユーオーディア・アカデミー講師、ミルトス・ フルート教室講師、恵泉女学園講師、狛江市小学校音楽科講師。
こちらから引用。



内藤真奈☆プロフィール
東京基督教短期大学(現東京基督教大学)神学科教会音楽専攻科修了。
米国ニュージャージー州ウェストミンスター・クワイヤ大学大学院にて教会音楽とオルガ ンを専攻、修士課程修了。
オルガンを岳藤照子、ジョーン・リッピンコット、ユージーン・ローンの各氏に師事。
ピアノを吉野弘子氏に師事。
留学中成績優秀者 としてJ.F.ウィリアムソン奨学金を受け、オルガン・リサイタルを行う。
帰国後もヨーロッパや国内での講習会等に参加し研鑽を積む。
東京武蔵野福音自由 教会にて教会音楽主事を務めた後、現在、お茶の水聖書学院講師、東京キリスト教学園講師。
その他近隣の教会等でオルガンやピアノを指導する傍ら、ソロコン サート、室内楽、声楽家の伴奏等、多岐に渡って活躍中。
東村山福音自由教会会員。
日本オルガニスト協会会員、日本オルガン研究会会員。 

  キャンドルライト礼拝
  12月24日(水) 夕7時

クリスマス・イブ、一年を締めくくる静かな聖夜。
聖書とキャロルとパーティー。

どちらの集会も入場無料どうぞ、お気軽にお加わりください。

ジュリアの会作品展 2014年クリスマス

当教会会堂、及び活水工房を会場に
ジュリアの会作品展
が行なわれます。 
 

2012年以来となる今回はクリスマスがテーマです。
 
日時:
2014年11月29日(土) 11:00~17:00
2014年11月30日(日) 12:00~16:00

☆ ジュリアの会・・・安田敏子さんが主宰するフラワー・アレンジメントのクラスです。

☆ 当日は、先生、生徒の作品が展示されます。

☆ 会場へのアクセス・・・ここをクリック

☆ 会場についてのお問い合わせ・・・℡03-3946-8035

☆ 茶菓の用意もしております。ゆっくりご観覧ください。

☆ 2004年の「ジュリアの会作品展」の様子は・・・こちらをクリック

2014年11月6日木曜日

(3)マーク・アムスタッツ『エヴァンジェリカルズ アメリカ外交を動かすキリスト教福音主義』

マーク・R・アムスタッツ
エヴァンジェリカルズ アメリカ外交を動かすキリスト教福音主義』(ヒストリカル・スタディーズ11、太田出版、2014年11月)


はどうやら、
Amstutz, Mark R. Evangelicals and American Foreign Policy (New York: Oxford University Press, 2014).


の邦訳のようだ。


本書がアムスタッツの初邦訳とある。

著者のマーク・R・アムスタッツは、福音派の牙城、ホィートン大学の政治国際関係学部・政治学の教授だ。
この本は彼の最近刊となるらしい。

内容は以下のようになっている。(少し面白そうな章だけトピックを表示)

第1章 キリスト教と外交政策

第2章 福音派の本質と起源
 福音主義の発展
 福音派の信徒を特定するには?
 福音派の台頭とメインラインの衰退
 福音主義の組織化
 将来の福音主義
第3章 福音派のグローバルな展開の起源――宣教活動

第4章 福音派の政治倫理

第5章 福音派とアメリカの対イスラエル外交政策
 聖書とイスラエル
 クリスチャン・シオニズムとイスラエルの建国および維持
 アメリカ人とイスラエル
 福音派のイスラエルへのアプローチ
第6章 福音派と世界の貧困

第7章 福音派の外交政策アドボカシー
 国際的な信教の自由
 人身売買への取り組み
 北朝鮮の人権への取り組み
 スーダン和平プロセス
 HIV/エイズの世界的流行
 福音派の政治的アドボカシーについての予備的結論
第8章 福音派の外交政策アドボカシーの欠陥
 気候変動
 アメリカの移民改革
 強制的尋問と対テロ戦争
 核兵器の削減
 結論
第9章 より効果的なグローバルな関わりへ
 教会の政治関与
 より効果的に政治に関わるための原則
太田出版も翻訳者の加藤万里子も聞いたことがないので、それで調べてみる気になり、今回の記事となった。

日本の福音派系キリスト教出版社ではとても手が出そうもない(?)ものを訳してくれていることになるのだろうか。

ホィートン大学のアムスタッツ教授のプロフィールでは、この本は以下のように説明されている。
His most recent publication is "Evangelicals and American Foreign Policy" - a book that describes and assesses the role of Evangelicals in global affairs.

著者は国際関係の諸問題を倫理的枠組みで捉える研究をしているようだ。
In 2005 he published a study, The Healing of Nations, which addresses the challenges of confronting and overcoming regime human rights abuses.

ホィートン大学の「放送局」でこの本の出版に関してインタヴューしたものがある。

※アムスタッツ教授は自身宣教師の子供として海外で育ち、英語を習得したのは高校くらいからだったとのこと。ホィートン大学ではもうかれこれ40年教えていると言う。

この本が取り上げているのは、外交と言っても、広い意味での(福音主義)キリスト教の様々な海外宣教活動のことで、その観点から「福音主義キリスト者は米国の最初の『国際主義者(インターナショナリスト)』であることを主張しているようだ。
Evangelicals were active in foreign affairs since at least the nineteenth century, when Protestant missionaries spread throughout the world, gaining fluency in foreign languages and developing knowledge of distant lands. They were on the front lines of American global engagement--serving as agents of humanitarianism and cultural transformation. Indeed, long before anyone had heard of Woodrow Wilson, Evangelicals were America's first internationalists.(アマゾンから)
確かにリンクにあるインタヴューでもこの点が本書の強調点である、と言っている。

しかし、宣教師たちの活動が福音宣教とともに様々な人道的社会改善の影響を与えたとともに、植民地的主義的(コロニアリズム)影響ももたらしたのではないか、と言う点についてもインタヴューでは討論している。

もう一つ「イスラエル問題」については、福音主義キリスト者のイスラエル支持が高いと思われているが、さにあらず。米国市民一般のイスラエル支持比率の方が福音主義者のそれよりも5ポイント高いそうである。

また、福音主義者のイスラエル支持の背景に前千年王国説があると言われることがあるが、これも統計資料的には余り根拠のない指摘とのこと。


さて太田出版の方の本書説明では、
アメリカは宗教で動いている
◆アメリカ国内に推定1億人の信者を持ち、アメリカ最大の宗教勢力とも言われるキリスト教福音派。聖書の教えを絶対視する保守系キリスト教徒である彼らは、宣教活動やロビー活動、そして草の根の政治運動を通じてアメリカ外交に大きな影響を及ぼしている。
◆彼らはなぜ「アメリカは他国より質的に優れている」と信じ、「世界中で善を実現する特別な任務を持つ」と自負しているのか。なぜイスラエルを支持し、核兵器を持ち続ける北朝鮮に対して人道的支援を行うのか。
福音派の信仰と政治的信条を歴史的に解き明かし、アメリカ外交において果たしてきた役割を示す。
となっている。

近年、(特にブッシュのイラク侵攻辺りから特に?)「キリスト教原理主義」と米国の福音派が近親的に語られる傾向があるが、アメリカの保守的キリスト教勢力が政治的に一色ではないことは、日本のような外の場所から見ていると分かりにくい面はあるのだろう。

この説明を一瞥して、福音派を「未知の一大宗教勢力」とイメージして、潜在的恐れ(threats)を仄めかし、その背景を知っておかなければならない(インテリジェンス)、と言う設定の仕方は幾分「購買関心を引き出す」ためのレトリカルな文面に読める。

少なくとも本書の半分は福音派の「世界に影響を与える」根拠は右派的な価値観だけでなく、人間の尊厳、人権、などリベラルな価値観も含んでいることを主張することで、よりバランスの取れた「米国福音派理解」に繋がるかもしれない、との思いはある。

いずれにしても、本書が一般読者を対象にしている、と言うことで、日本の福音派系キリスト教出版社では出来なかったかもしれない、「距離を置いた関心」を生むことが出来るのはいいかもしれない。

2014年11月3日月曜日

(4)映画「ツリー・オブ・ライフ」 追記

映画「ツリー・オブ・ライフ」について、(よくやることだが)映画を見ないで文章を書いたことがある。(ここ


先日、たまたまベイラー大学(米国)のベバリー・ガベンタ教授の講演(動画)を観ていたら、この映画のことが取り上げられていた。


彼女が見に行った映画館で、この映画を見に来た客が「こんなひどい映画。入場料を返せ。」とごねていたそうな。

翌週(気になったのか)ガベンタ教授は「ツリー・オブ・ライフ」を見に行った。

ガベンタ教授が集めた「この映画が気に入らない人の評」では、ストーリーがない(あるいは)かなり弱い、ということだ。

しかしガヘンタ教授は(予想の通り)この映画が大変気に入った。

家族のドラマと、創造のドラマが織り成す、引き伸ばされた頌栄(ドクソロジー)だ、と。
※ドクソロジーと言っても、献金後に歌われる賛美ではなく、ベースボールの試合で7回裏に球場全体が合唱するあの歌のこと。

以上がこの日の「ロマ書」に関する講演のイントロに使われたのだった。


ガベンタのロマ書講演についてのニジェイ・グプタ(動画リンクがあるブログ主)の感想、批評も合わせて読むことを勧める。

ついでと言っては何だが、このロマ書講演の感想記事の次に、女性(新約)聖書学者(特に福音書と使徒の働き)の文献表をリストアップして紹介している。こちらもお勧め。

なかでも筆者の一押しは、ユダヤ人のエイミー‐ジル・レヴァイン教授。


明瞭な物言い。
的確な指摘。
なかなか聞いていて分かりやすい。

SBL(北米聖書学会)と言う「世界で最も大きく(権威ある)聖書学会(ちゃんと調べていないが)」が最近スポンサーとなって無料で提供している聖書研究のための情報サイトに、バイブル・オデッセーがあるが、ここで動画で提供されている「解説記事」の中でも、レヴァイン教授のものはぴか一だと思う。

たとえば、これ。
Jesus' Bible and Language

2014年11月1日土曜日

明日の礼拝案内

主日礼拝
 
2014年11月2日(日) 午前10時30分

朗読箇所 ヨハネの福音書 16:5-15
説 教 題 「受けて伝える」
説 教 者 小嶋崇 牧師
 

  《御霊の働き》 8  
※聖餐式があります。