長らくいわゆる「記事」の投稿をしていなかった。特に理由があったわけではない。特に断筆宣言のようなことは書いていないし…。
段々と記事を書くのを大変に感じていたことは(今思うと)あったに違いない。書かなくなって楽になりそのまま現在まで放置するに至った次第。
再開の理由は特にない。
ただある方から何度か再開をサジェストするよう進言があった。しかしいまさら何について書くのか…。
2020年のコロナ騒動以降の大きな変化と言えば、コロナ自体とは直接関係ないが、ほぼ紙の本を買わなくなったことだ。以前から日本語の本はキリスト教書でもあまり買わなかった。本ブログでも何度も記事にしてきたようにアマゾンで洋書(英書)を買うことが殆どだった。しかし最近では電子書籍を除けば洋書でさえほとんど買わなくなった。
その要因らしきものを考えると…、
①体調がいまいちで読書のための集中力が足りない。
②興味をそそる本が少ない。
特に②の理由を考えてみると、筆者の視野が狭くなった、アンテナの感度が下がったことがその大きな原因かもしれない。
ぐっと飛躍しますが、日本の福音派という狭い世間の話になります。
それにしても、日本の福音派の出版事情は日に日に寂しいものになりつつあるような気がしてなりません。
とにかく本格的な本の出版が少ないように思います。
「イチオシ!」(←)に挙げたチャールズ・テイラー『世俗の時代』(名古屋大学出版会)
とまでは言いませんが、多少でも「歯が立たない」と思えるような固い本が欲しいですね。二三人がかりで取っ組んで読むような(つまり読書会が必要な)本のことです。
鈍った「本のアンテナ」をSNSで広げながら目ぼしい本を探してはいるのですが、こと福音派系の出版物を観察していると、内輪では評判になっていても、内容的には生煮えのような議論が盛られているような本が目立つような印象です。
タイトルや章立てを見ても「これじゃだめだなー」と購入意欲が減退し、読んだ人の読後感想を読んでも「仲間内評」ばっかりで余計興ざめというか…。
何か知的関心領域が狭まったというか…。内輪で喜んでいるだけ、自己満足で終わっているだけ、そんな印象が強いのです。
自戒も含めて、もっと「視野を広げよ」「関心領域を拡大せよ」、と言いたいですね。
では、一応今後の記事投稿ですが、あまり無理をしないで、雑感(ランブリングスramblings)(マンブリングス mumblings)のようなものでも続けられたらいいなと思っております。
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