その間「候補記事リスト」はたまるばっかり。
でも少しずつ在庫整理するしかない。
1. The Problem of Irrational, Unteachable Christians
『頑固でわからずやのクリスチャン、という問題』
PATHEOSというブログを集めたサイトがあるのだが(右側コラムで言うとジーザス・クリードとかユーアンゲリオン)、同じ「福音派」カテゴリーにあるのがロジャー・オルソンのブログだ。カリスマ派の出自で、カルヴィニズムに対抗する論陣を張ることで知られる。
日本では今年「反知性主義」が話題になったが、クリスチャンの中でオープンな議論を頑固に拒否して持論に居座り、馬鹿馬鹿しいと非難されても一向に構わないようなタイプの人たちのことを論じている記事。
2. Fundamentalists and Scholarship
『根本主義者と学術研究』
これも上と同じサイトにあるジェームズ・マグラスのブログ記事。
熱心で敬虔なクリスチャンの中には「聖書の学術的研究など必要ない。自分はただ聖書を読むだけでいい。」などとうそぶく向きがあるが、その見識の浅はかさを「図」を用いて解説しているところが味噌。(誰か日本語に置き換えてくれないかな。)
(『根本主義者がいかに学術研究に依存しているか』を示す図)
3. Chagall's Jewish Jesus
『シャガールが描くユダヤ人イエス』
ハシディック派ユダヤ人であるシャガールの絵画を解説している(動画)。
ナチ政権下の1938年、シャガールはユダヤ人イエスを描くようになった。「ユダヤ人迫害は実のところクリスチャンの迫害に等しい。彼らのイエスはユダヤ人だから。」と絵画で訴えたのだ。
4. Are We Mormons a Cult?
『モルモンってカルトなの?』
モルモン教のライターは昔バプテストの信者との会話の中で「カルト」呼ばわりされたことがある。では、「カルト」とは何か・・・ポイントを挙げながら、該当する点、該当しない点、を整理してモルモン教がカルとではないことを弁明している。
5. 102-Year-Old Finally Awarded Ph.D. She Was Denied Under Nazis
『102歳で、ナチ政権下で中断させられた博士号をついに取得』
すごいです。もちろん視力等衰える中、仲間の助けもあり、オンライン情報を駆使して完成。取得の挨拶では「私のようなことをナチのために断念させられたりした方々のためにも」とその喜びを語っていたそうです。
6. 「相手の心に刺さる言葉はどう選ぶか」
心に刺さるコトバは、ツイッターでフォローする某キリスト教雑誌編集長が使っていた表現で気になった。で、グーグルしてこの記事に。
7. 「井上達夫『リベラルのことは嫌いでも・・・』を読んでしまった」
イスラーム研究がご専門の池内恵(さとし)東大教授のブログ記事。同じく東大教授の法学研究者井上教授へのオマージュを込めた著作紹介読書暦を綴っている。