2011年11月3日木曜日

70億人

2011年10月31日に世界の人口が70億人を越えた、と話題になっている。

テレビのニュースではこの日に生まれた子は70億人目として認定されるそうだ。

一応「お祝い」の雰囲気のニュースとして流れているが、このような人口「爆発」は様々な問題を呼び起こすことは大分前から考えられていた。例えば1972年に出されたThe Limits to Growth。

経済成長を支える資源問題、食糧問題、それから最近とみに注目されているのが「水」資源の問題だ。

日本はと言うと人口減少から経済縮小が予想され、別なセットの問題が予測されているが。

創世記には「産めよ、増えよ、地を満たせ」とあるが、現在の人口問題から見るとその限度は既に大分前に越えているから、21世紀の文脈では「世界を管理する」方が大きな意味を持っている。

3.11以降「地球温暖化」のようなグローバル問題は一時視界から外れている感じがあるが、とにかく今の時代グローバルな問題は増えるばかりのような気がする。

そんなこんなを考えていたら、7 Billion Actionsと言うサイトがあった。国連関係組織ということらしいが、この「危機」に対して二つの目標を立てている。
  • Building global awareness around the opportunities and challenges associated with a world of seven billion people.
  • Inspiring governments, NGOs, private sector, media, academia and individuals to take actions that will have a socially positive impact.
二つ目のところに「個々人」もとあるように、政府や関連組織だけでなく普通の人もこの課題に関心を持って行動するよう働きかける、と言うことなのだろう。つまり世界の人々がこの問題を共有することが目指されている。
「70億人行動」と言うキャンペーンは特に7つの問題に焦点を絞っている。
  • Poverty and inequality;
  • Women and girls empowerment;
  • Reproductive health and rights;
  • Young people;
  • Aging population;
  • Environment;
  • Urbanization.
先進諸国での人口増加はほぼ頭打ちだと思うが、発展途上国での人口増加に伴うニーズは上に掲げた問題だけでも大変なものになるだろう。
教育による人材育成も少しはこのような問題を意識して為される必要があるだろう。

などと書いてみたが、やはり問題が大き過ぎて何をどう考えたらいいのやら・・・。

0 件のコメント:

コメントを投稿