2013年9月8日日曜日

(4)神学遍歴⑨

プリンストン神学校時代で忘れてならないのは、神学校の方だけではなく、プリンストン大学での聴講だった。


(上の文章は神学遍歴⑧のイントロと同じもの。)


前回は
もう一人のプリンストン大学の名教授の一人、ポール・ラムゼイ教授のことは次回に回します。
(て言うか、正直言うと、一度に名教授二人について書くのは大変だからです。笑)
で終わったので、その ポール・ラムゼイ教授について。

彼についてググッても、「現代的実存と倫理 (1970年)と言う邦訳書がヒットするだけで、ウィキ記事もないようだ。

では何か書くことに意義もありそうだ。






Paul Ramsey (December 10, 1913 – February 29, 1988)は著名なキリスト教倫理学者であり、H・リチャード・ニーバーの弟子の一人でもある。

筆者がプリンストン神学校に在籍したのは、1981-2年なので、彼のクラスを聴講した時はもう引退間近の頃であったかもしれない。

クラスの名前は忘れたが、かなり大教室のような記憶がある。
多分アンダー・グラジュエートだったのだろう。

探せば当時の講義録がどこかに残っているはずだが、面倒くさいので、記憶に残っていることだけを書く。

多分プリンストンに来る前から、彼の名前は知っていたはずだ。
ただどのようにして彼のクラスの聴講許可を取ったのかは覚えていない。
チャールズ・ウェスト教授(この記事参照)のTA(ティーチング・アシスタント)の一人が仲介してくれたのかもしれない。

ラムゼイはキリスト教倫理学の教科書としてもよく使われる、Basic Christian Ethics、「義戦論」や「生命倫理」、などで有名だが、なぜかこのクラスの熱っぽく語っていたのは、ジョナサン・エドワーズだった。


The Nature of True Virtue
Love, the Sum of All Virtue

辺りから講義をしていたのであろう。

とにかくエドワーズを絶賛していたように思う。

残念ながら当時の筆者には「ジョナサン・エドワーズ? 誰それ?」、と言う感じで、余り印象には残らなかったのだが・・・。

そんなことも合わせてこの追悼記事が参考になるだろう。

デューク大学に寄贈された「ポール・ラムゼイ・コレクション」の書簡の中には、
Roland Herbert Bainton,
Emil Brunner,
Daniel Callahan,
James M. Gustafson,
Richard A. McCormick,
Rollo May,
H. Richard Niebuhr,
Reinhold Niebuhr,
等の他に
Richard M. Nixon,
Eunice Kennedy Shriver,
Sargent Shriver
等の名前もある。(リンク) 

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