①で予告していたが、そのままになっていた。
『坂口恭平』とはどういう人物か、とは余り良い質問ではない。
『坂口恭平』はちょっとしたフェノメノン、と言う感じなのだ。私見では。
だから多分に評価は情況的だし、過度的だ。
『坂口恭平』が最初に筆者の視界に入ったのは1年以上前ではなかったか。
『坂口恭平躁鬱日記』が出て、その本の評判が筆者のツイッターTLにたまたま出たのを目にして、
最初の印象は、「がんばってんなー、この人」くらいなものであった。
気にはなっていたが別にそれ以上の関心は持たなかったが、つい最近になって『モバイルハウスの作り方』(0yenhouseウェブサイト参照)を読んで俄然面白く思った。
彼はやはり一種の「天才」なのだと思う。
でも躁鬱を抱えてちょっとアブナカしい、綱渡り的人生を送っている。
発言のあちこちにそのことは出てくる。
先日ジャーマンウィングス機の事故があったが、副操縦士の自殺の巻き添えにされたと言うことらしい。
言わばその逆をこの人は果敢にやろうとしているように映る。
革命だの、いのちの電話だの、総理大臣だの、・・・普通の人がやるとちょっと過激すぎることも、この人がやると何か分かるような気がする。
個人的にはこの人の「ラディカル」さが面白い。
思想がラジカルとか、そう言う話ではない。
もっと原始的な感性みたいなものだ。
例えば「土」に対する近さとか(「ダンゴ虫」に対するシンパシー)・・・
視野とか(建築家のパースペクティブを越えて、アボリジニの脳を想像させるような)・・・
いわゆる常識で納まらない思考と言うか、行動的知の探求というか・・・
まっそんなところです。
だから「論客」みたいなメディアに好都合な枠に入れてない方がいいと思います。
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