2011年9月9日金曜日

フィジーでのメソジスト教会弾圧

昨日届いた世界福音同盟信教自由委員会からの9/7付けの報告では、フィジーの軍事政権によるメソジスト教会の弾圧が続いているらしい。

メソジスト教会はキリスト者が人口82万の約半数を占めるフィジーでも最大の教派とのこと。ちょうど政府から教団総会の許可も取って開催寸前で中止させられた。これで総会が中止させられたのは三年連続とのこと。

政府のキリスト教会弾圧は、教会活動が会堂内での集会のみに制限され、(しかし総会は中止させられたのだが)、キャンプピング、バザー、基金活動、伝道集会等が禁止となっている。明らかに信教自由の過剰な制約である。

これには現軍事政権とメソジスト教会が支持してきた政治団体との歴史的経緯があるのだと言う。
The military rulers see the Methodist leadership as siding with the erstwhile Soqosoqo Duavata ni Lewenivanua (locally known as SDL) government, which was ousted by the military in a coup in 2006 and which was mainly supported by indigenous Fijians.
 フィジーと言うと、まもなく開催される「2011ワールドカップ・ラグビー」にも参加する強豪国の一つだ。
南国の島国で平和なイメージが強いが、政情はそう言う訳で不安定であり、信教自由に関わる宗教活動が極端に制限されている現実を見るとそのギャプを感ずる。

世界福音同盟信教自由委員会はフィジーのキリスト教会を取り巻く環境が改善するよう祈りを要請している。
CJC通信による同国の政治・宗教事情

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