2011年10月19日水曜日

英語圏ブログ紹介⑤

今日紹介するのはアンディ・ローウェルのChurch Leadership Conversationsというブログです。

彼は現在デューク神学校の神学博士(Th.D)過程5年生(と言うのは変な言い方か)。
更新回数はそれほど頻繁ではないですが、カール・バルト、ディートリッヒ・ボンヘッファー、ジョン・ハワード・ヨーダーなどについて時にアップ・ツーデートな、時に突っ込んだ内容の記事を掲載します。

ここ二回ほど取り上げた、クリスチャン・スミスのビブリシズム批判の本に関しても記事を書いています。A few reflections about Christian Smith, Biblicism and Barth

この記事を読むとアンディーはクリスチャン・スミスとは良き友達のようで、スミスの本でのカール・バルトの取り上げ方に関して少し批判していて、それに対してスミスが、コメント欄でその批判に応じ、さらにアンディーが返答する、と言う議論を読めます。

またスミスがビブリシズムの根本問題としている「pervasive interpretive pluralism」に対しても、アンディーは全面的否定的に取らないで、「聖書を取り囲む共同体」の姿として解釈の幅があること自体を容認する姿勢を示しています。

筆者は今年7月からだったか、ヨーダーの「イエスの政治」読書会に出席するようになったのですが、「イエスの政治」が終わった後、次に取り上げた「社会を動かす礼拝共同体」の方へも続けて出席しています。
段々ヨーダーを読むことで興味が湧いてきています。

アンディーのブログでも、たまたま右コラムのツィッター・メッセージ(ツイート)の中に面白そうな情報を見つけました。
The Yoder Indexと言うサイトでは、ヨーダーの著作のインデックス化を始めているようです。
既に9冊の本のインデックス化が終わっている様子。
ただ読書会でこの前から読み始めている「社会を動かす礼拝共同体(原題、Body Politics)」はまだのようです。

こんな風に筆者が紹介するブログは既に神学校の教授になっているような人ばかりでなく、現在学生で研究途中の最新情報のようなものを提供してくれるものもあります。

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