と言ってもきっかけは全然個人的なものではない。
要はスコット・マクナイトの福音の再発見ファン感謝デー・関西編で神戸に出かけることになったからである。
先に、キリスト新聞社によって、御茶ノ水CLC書店で出版記念インストアー・トークライブ企画実施されました。
6月23日、発売から1ヶ月ちょっとのイベントでした。
その第二弾をこじんまりでもいいからやろうと、この本の出版を企画した「三人組」の発案ではなく、筆者が勝手に自分の奉仕教会の休みを利用して持ちかけたアイデアでした。
時期がお盆休みと言うことで、しかも日曜日の午後と言うことで、参加しにくい時期設定ではありましたが・・・。
そんなところが今回の旅行のきっかけと言えばきっかけです。
最初はこのイベントだけしか考えていなかったのですが、段々欲が出てきて、ついでだから個人の旅行も絡めちゃえ、となりました。
と言うのも、今年の個人的年頭目標の一つに「メリハリをつける」と言う事があり、生活全体が大人しい「静」のパターンに終始しているので、少しオン・オフを付けよう・・・と掲げたはいいがここまでのところ殆んど何もして来れませんでした。
それも合わせての多分に自分都合の企画でありました。
(以上長い前置き。)
2013年8月10日(土)
ANA411便、羽田発、06:20、神戸着07:30
なるたけ安いのを探していたら、こんな「朝一」みたいな便になってしまいました。
逆算するとJR山手線・巣鴨04:31に乗らないと間に合わないみたい。
ここ2ヶ月くらいは3-4時だいに起きていたとはいえ、念のため3時きっかり起きの予行演習を二日前から決行。
当日はしばらくぶりの旅行の緊張もあったか、2時には目が覚めた。
ゆっくり支度して、ゆうゆうと羽田へ到着。
朝ごはんは前日に買って置いたパンと牛乳を待合ロビーでいただきました。
(それにしても自動化された搭乗券発行のシステムはやや??)
もうそろそろ荷物検査のゲートに・・・と言うところで小さなハプニング。
何と持参したミニチュアのスイス・アーミーナイフも機内持込禁止とのこと。
これは予想していなかった。(この程度は構わないものだと勝手に解釈していた。)
聞くと、手荷物扱いにするか、宅配便にして現地で受け取るかの何れかを選ばないと廃棄処分されてしまうのだと。
引き返して手荷物預かりの列に入ったが、とてもこれでは搭乗に間に合わないのであきらめ、宅配便の手続きも面倒くさいのでこれまで20年位連れ添ったナイフにさよならしました。
乗客ほぼ満員の機内では、ジョン・ウォルトンThe Lost World of Genesis Oneを読み進めた。
予想外に読みやすい本で(1/3位まで読了時点での感想)、まるっきり大学レベルの教科書的論述ペース。キーコンセプトの繰り返しや要約の多さも目立つ。
神戸空港では到着ロビーに迎えに来てくださったK氏が。
(軽い朝食はとっていたのだが)先ずは腹ごしらえと空港近くのRoyal Hostへ。
まだ朝も早かったので観光に出るまでの間いろいろおしゃべり。
つい先日までK氏が奉仕していた軽井沢にあるキャンプ場の施設のことなど・・・。
市内をドライブしながら色々と説明してくれるのだが、やはり1995年の大震災の復興がどの辺まで来ているか、が話の端々に出てきて、「あーまだ途上なんだな」と言うことを再確認させられる。
最初の観光スポットは、竹中大工道具館。
この手のミュージアムは全国でもここだけらしい。ゆっくり館内を見回した。
自分でもかなり大工道具・古道具を蒐集しているが、千代鶴是秀のものを、鉋だけでなく鑿も見るのは初めてなので、久し振りに日本の刃物の「鋼と地鉄」の合わせ目や、渋い輝き加減などを細かく観察した。
昼食は、神戸酒心館蔵の料亭さかばやしで。
K氏も筆者も、「明石の昼網膳、2,100円」を頂いた。
とにかく前菜も、おつくりも、茶碗蒸し、味噌汁まで、丁寧な仕事。
デザートまで付いてこの値段は、東京ではちょっと考えられない。
建物の雰囲気といい、料理と値段の満足度といい、神戸でお食事する時にはイチオシの場所だ。
その後は市内の教会やキリスト教書店をあちこち巡ってもらったり、塩屋の関西聖書神学校を巡ったりした。
(昔話として、父が入信翌日に献身し、最初に入ろうとした学校であることや、学監を勤めるK氏のおじいさんとの浅からぬ因縁などを少しご披露した。)
その後は地元の人でないと結構知らないと言う、五色塚古墳に案内された。
なんでこんな古墳がこんな海の近くに・・・と言うパワースポット風の印象の不思議な光景だった。
ここも是非神戸に行ったら足を運びたい隠れた観光スポットではないだろうか。
その後はさらに明石まで足を伸ばし、昔はかなりの賑わいだったと言う商店街を散策した。
名物の蛸があちこちでたこ焼き、干物、生、で売っていた。
観光も終わり、夕方5時にはK氏宅に。
一休みした後、K氏夫婦とご長男のY君(奥さんと息子さんは顔を合わせるのは初めて)と豪勢な夕食の歓待を受けた。とても食べきれないほどでした。
夕食には必ず何か麺類が出されるのがK氏家の夕食の習慣なのだとか。
うらやましい。
この日はそうめんだった。
丹波の黒豆の枝豆が珍しかったが、何よりデザートに出た地元のイチジクの大きさも味も立派なこと。
写真に収めなかったが、なるほど名物だわい、と思った。
食後は持参した巣鴨教会の創立当初のDVD変換された(音声なし)動画を見ながら、その他のことも色々お話して楽しい時を持った。
知人のご家庭に客人となるのは本当に久し振りだったので、奥さんの細かな心遣いに心から感謝の初日であった。
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