2013年8月21日水曜日

真実と平和を愛しなさい

2013年8月18日(日)の主日礼拝にゲスト・スピーカーとして山口希生兄弟(プロフィール)を招きました。

山口さんのご両親とお姉さまも礼拝に参加され、また聖泉連合・荒川教会のA夫妻も参加され、プラスN.T.ライト読書会関係のMさんも加わり、いつもと大分雰囲気の違った礼拝となりました。



聖書朗読は、ゼカリヤ書7:1-14、8:16-19を司会をする筆者が朗読する。
その後奨励をする山口兄を簡単に紹介して、バトンタッチ。



以下は「真実と平和を愛しなさい」のアウトライン。




1.本日の聖句の歴史的背景について
①紀元前587年5月9日・・・『ソロモン神殿』がバビロンの攻撃により破壊され、消失。

  
②バビロンに捕虜として連行されたユダヤ人たちは、この神殿の消失を嘆き悲しんで、それから70年もの間、毎年5月に断食を行った。

③バビロン捕囚から帰還したユダヤ人たちは、ソロモン神殿に代わる新たな神殿の建設に着手した。その完成が間近に迫った紀元前518年が、本日の聖句の語られた時である。

2.ゼカリヤを通じて、主のイスラエルへの戒め

①神殿の完成が近づいたので、ユダヤの人々に一つの疑問が浮かんだ。
「今まで神殿の喪失を悲しんで断食を行ってきたが、新しい神殿もそろそろ完成するので、こんどはお祝いをすべきではないのか?」

②人々の問いに対する、ゼカリヤを通じての主の言葉は意外なものだった。
「あなたがたは、一体何のために断食をしてきたのか?断食を始めた、そもそもの原因が分かっているのか?」
  
③主によるイスラエルへの叱責
「あなたがたは、貧しい者、弱い者を顧みなかった。だから、あなたがたが苦難にある時、私もあなたを助けなかった。あなたがたが嘆き悲しむべきなのは、先祖たちが正義と憐れみを怠ったことではないのか?」

④将来のビジョン
「断食を祝宴に変えるために必要なことはこれである。真実と平和を愛しなさい。そうすれば、あなたがたの断食は祝宴の時となる」

3.断食を祝宴に変えた主イエス

①しかし、ゼカリヤを通じて語られた主の輝かしい将来のビジョンは、その後のイスラエルの500年間の歴史を通じて実現しなかった。ユダヤの地は次々と襲いかかる諸外国の植民地となり、民は苦しめられた。そして断食はずっと続けられた。

②しかし、ゼカリヤの時代から550年の後、主イエスはバプテスマのヨハネの時代まで続けられた断食をやめて、祝宴を始められた。そして「真実と平和を愛すること」を教えられた。

③だが、多くのユダヤ人たちは主イエスの平和の教えに従うことを拒んだ。「敵、つまりユダヤの地を支配する外国の帝国であるローマを愛しなさい」という教えを受け入れることができなかった。かえって敵への憎しみから、ローマとの絶望的な戦争に突入し、再び国と神殿とを失ってしまった。

4.わたしたちへの教訓

①主イエスの示された平和への道は、決して安易なものではない。かえって多くの困難や犠牲さえ伴うものである。

②ローマへの戦争に参加することを拒んだユダヤ人のクリスチャンたちは、同国人のユダヤ人から憎まれ、排斥されていった。私たち日本人クリスチャンにも、あるいは同様のことが起きるかもしれない。

③しかし主は、ご自分に忠実に歩まれる民を見捨てることはない。ここに信仰が必要とされる。

ちょっと難しいかな???、と思いましたが、礼拝後の感想としては「断食」のこととか「バビロン捕囚」と言う歴史的背景のこととかをまとまって聞くことが出来てよかった。
などという感想でした。

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