教会に出席し始めたのは2012年。
最初は色々あってまばらな出席だったが、昨年からはほぼ毎週出席なさっていた。
昨年12月になって、通い出した時から心には決めていたそうだが、洗礼を申し出られた。
そして《洗礼準備講座》が始まった。
洗礼準備に入る前に、ほぼ毎週のように《入信講座》を取っておられた。
さて、洗礼を受けて一段落となったが、その後も終日午前中の学びを継続したい、と言うことで始めたのが《洗礼後講座》だった。
「テキストに何かいいのないかな」と思って考えていたが、スコット・マクナイト『福音の再発見』がいいかなと思って、
第8章「ペテロの福音」から学び始めている。
今日は159-161ページをカバーした。
問い:「第一世代の福音説教」(159ページ)とありますが、では「第二世代(以降)」との違いは何だと思いますか?
マクナイトは基本的には新約聖書学者で、この本で『信仰の規準(レギュラ・フィデ)』を「キリスト教史」で扱う時はやはりアマチュアの感じになる。
それでマクナイトが、現在の「西洋大衆キリスト教福音派」が「救い派」になってしまったと言う時、その分析は新約聖書学的知見から出発して、(アマチュアである)教理史・キリスト教史を振り返っているわけだ。
その辺の事情を説明しながら上記の問いを梃子にして、ルカ福音書序文、使徒の働き1章(マッテヤの選出)の記事を読んでみた。
わたしたちの間で実現した事柄について、最初から目撃して御言葉のために働いた人々がわたしたちに伝えたとおりに・・・「第一世代」とは、すなわちイエスの弟子たち=使徒たちであり、彼らは「イエスの宣教と受難と復活の証人」であったわけだ。
そこで、主イエスがわたしたちと共に生活されていた間、つまり、ヨハネの洗礼のときから始まって、わたしたちを離れて天に上げられた日まで、いつも一緒にいた者の中からだれか一人が、わたしたちに加わって、主の復活の証人に・・・
「第二世代(以降)」とは、イエスの目撃者証人である「第一世代」から福音を「伝承された」者たちである。
最も大切なこととしてわたしがあなたがたに伝えたのは、わたしも受けたものです。(Ⅰコリント15章3節)パウロの場合、「主の復活の証人」と言うことでは「第一世代」になるが、イエスの宣教と受難の伝承に関しては「第二世代」となる特殊なケースだ、と言うことも付言した。
そんな風にして学びを進めている。
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