知人のSさんにご案内を受け、ペテロ・ネメシェギ神父の講演会に行ってきた。
以前Sさんからは神父著の『イエス』を頂いており、最近になって手にとって読み出したところだった。
淡々とした語り口(説き口)に好感を抱いていたので、講演会の話を聞いた時、行ってみようかと心が動いた。
しかし体調は今ひとつ、酷暑の午後出かけるのは骨が折れるなー、とは感じていたのだが、Sさんには「トライしてみるよ」と答えておいた。
さて当日(今日)になって何とか準備が出来たので四谷の聖イグナチオ教会に出かけた。
歩いて駒込まで出れば南北線ですいすいと着く。
ちなみに聖イグナチオ教会に入るのは初めて。
聖堂横のヨセフ・ホールに入ったらまだ開始10分前だった。
誘ってくれたSさんとも顔を合わせ一緒に席に着いた。
講演と言うよりはプロテスタントの説教に近い感じで聞いていた。
お題は「聖霊と今日の家庭」
少し日本語が聞きにくいので目をつぶって聞いていた。
やがて睡魔にかすかに襲われたが、最後まで聞くことが出来た。
お話は夫婦の「契り」、家庭の「絆」を維持するのが難しい時代、それを助けてくれるのが聖霊の力だ。と言うようなお話だった。
ちょっと表現は硬いが「教説」としてはオーソドックスな内容だが、語り口にも紹介されるエピソードにも人間味溢れ、奇をてらったところがない。
病院である神父を見舞った時の「聖三一」の霊想を延々と語り合ったエピソードなどユーモアを交えて、穏やかな口調で話される内容に何か納得させられた。
ネメシェギ神父(イエズス会)は、長年上智大学神学部教授として奉職された方で、1993年故国ハンガリーに帰国された。しかしその後も度々来日され、講演活動をなさってきた。今年はもう御年88才と言うことだが、一時間余の講演の間中立ったままでお話された。話の展開もうろうろせずしっかりしたものである。聞けば本国ではまだ現役神学校教師として働かれているそうだ。
講演会はもう一回、7/22 16:00-17:30
「神の美しさの啓示」
場所イグナチオ教会 ヨセフホール(四ッ谷駅前)
が予定されてる。お時間のある方はどうぞ。(無料)
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