2014年9月24日水曜日

(3)今日(9月23日)の収穫

今日は(昨日9月23日の書きかけ記事でした)早稲田奉仕園のスコットホールを会場にして、「いのフェス」が催された。

知人のミーちゃんはーちゃんが出展しているのでN.T.ライト・セミナーの打ち合わせも兼ねて午後から繰り出した。

最初に出展ブースを眺めてみた。



例の聖書を題材にしたカードゲームの実演販売か。

このブロックではミーちゃんはーちゃんが見当たらないので、スコットホールで探してみたがこちらもいない。

と言うことで元に戻ってよく見ると復活書店の古書バザーをやっているではないか。

いのフェス出店ではなく、同時期に日本キリスト教会会館2階を借りてやったみたい。

ぼんやりと名前は聞いたことがあるのでちょっと暇つぶしと思い入ってみた。

結構たくさんのキリスト教関連古書。

100円から300円程度のものが殆ど。

中に洋書(殆ど英書と少し独書)があったので買うつもりもなくズラーっと見てみると、これが結構いいのがあるある。

主に聖書学分野を気にしながら見てみたが、一時代を画したような学者の本や、当時の研究を指導した名著など。

一冊100円の値段では捨てておくにもいかず何冊か買ってしまった。

  
Tradition and Interpretation in Matthew、は所謂『編集史批評』を切り拓いたので有名。


Paul and the Salvation of Mankind、は余り評価を受けずに忘れられた感があると、ラリー・フルタド教授は言う。

Munck was an incisive exegete who died too young, but not before he had produced two major works, of which this is one.  The other likewise deserves continuing attention among serious students of the NT:   Johannes Munck, Paul and the Salvation of Mankind (Aarhus/Copenhagen: Universitetsforlaget/Ejnar Munksgaard, 1954; reprint, Richmond: John Knox Press, 1959).

さて、どんなもんか暇な時に読んでみよう。

G. E. Wright, God Who Acts、も「聖書神学運動」を画した一冊。今となっては色々限界はあるようだが。


G. B. Caird, Saint Luke、ケアードは言わずと知れた(そうでもないか)N.T.ライトのメンターで、その聖書関連知識の豊富さ(オールラウンド)は凄い。

※画像がなぜか縦に表示されてしまいます。

ジョージ・マースデンは最近の「新カルヴィン主義」でも取り上げているが、このジョナサン・エドワーズの伝記は短い古いもので、最近もっと大著のものを出したはず。

マーカス・ボーグはN.T.ライトとともにジョージ・ケアードの弟子筋と言うことで僚友みたいなところがある。
(しかしボーグがジーザス・セミナーの代表的な学者なのに対して、ライトはセミナーを徹底的に批判している。)
しかし聖書観・聖書解釈の違いが「キリスト教理解」をこれだけ変えるか、と言うことでは好対照なので買っておこう。


不寛斎ファビアンについては1回投稿しています。

最後に紹介したブログの書評記事のリンクがブログのアドレスまでで、記事(2009年4月21日のもの)まで行っていませんでした。

今確認したらその書評記事で取り上げた本がこれだったのです。

奇遇、と言いたいところですが、どうやら類書が少ないようで、ググッてもごく少ないヒット。
貴重な本をゲットした感じです。

伊藤明生先生の「新約聖書よもやま話」は、ミーちゃんはーちゃん出店ブースから購入しました。プレゼント用です。


以上忘れないうちにまとめておいたメモ記事でした。





2 件のコメント:

  1. 上記、ジョージ・マースデンの『ジョナサン・エドワーズ』は購入したものは分厚い決定版から5年後に出した、JEにまつわる諸問題をエッセイ風にまとめたも版であることが分かりました。

    あーあ勘違い!!

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  2. (訂正)
    ところでこの本に米アマゾンの注文票が残っていて、持ち主が分かりました。
    故原田敬一千葉大学名誉教授です。
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8E%9F%E7%94%B0%E6%95%AC%E4%B8%80

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