2011年8月12日金曜日

FEBC番組出演 ご案内



以前(昨年11月) 「牧師の本音を語る?」、でキリスト教放送局(と言っていいんでしょうね)FEBCの
と言う番組出演に関してグダグダ書いたことがあった。

牧師の《本音》を語って欲しい、と言う要望と、「この地で、牧師として生きるーー今あるは神の恵み」の型にはまりやすい《証し》と言う番組構成との間で、何かちぐはぐさを感じて引き受けようか辞退しようか思案した過程を書き連ねたのだった。

まっ結局出演することにしたわけだが、他の牧師たちの放送を聞きながら(2011年3月までは20分枠番組)、「長ったらしいなー」とか「原稿の棒読みみたい」とか自分に置き換えて注意しなければならない点など考えていた。
まっ、自分だったら通常の説教の時のようにせいぜいアウトラインかメモ書き程度の準備で、聴取者に直接語りかけるようにしよう、などとシミュレーションしていた。
ただ内容に関しては上記ブログ記事でも触れたが、余り「証し」的に整った内容ではない、どちらかでいうと「ぶっちゃけ風」位でやってみようかと思っていた。

さて収録日は今年の3月10日。
そう東日本大震災の前日となった日、吉祥寺にあるスタジオに出かけた。
大体時間的目安で13-4分。
目の前にあるタイマーを目の端で確認しながらマイクに向かってしゃべった。
自分の頭の中では整理されていると思ったことも、本番で語りだすと時間が足りなくなっていくのを感じた。
しまった導入に時間を取りすぎた。
でも語りたかったことは言えたぞ。

終わってからダメ出しが入り、「救われた時」のことをもう少し詳しく話してくれ、と言う要望。
自分としてはそれはメインじゃなくその後がハイライトしたかったことなんだけど・・・。
でも要請に応じて追加した。(要するに追加分が編集されて出来たわけ。)

「結構です。」
やれやれこれで一つ荷が降りた。
気分が楽になったところでディレクターと短くおしゃべりして帰宅した。

インターネットでは8月15日から聞くことが出来ますが、既に出来上がった録音CDを聞いた感じでは、流れはまあまあだけど、内容的にはピンと来る人は少ないかなー、と。
依然「証し」に聞きなれた耳には、「今あるは神の恵み」の筋立てが浮き立っていないと感じるでしょうね。
無理ありません。他の牧師たちのを聞いてみると何かしらドラマ性を持った、人生のかかった証しを語っているわけですから。
筆者が語るものの中にはそのようなドラマ性、「人生の苦難や悩み」は殆んどないし、またこの番組に出演している多くの牧師二世三世たちものと比較しても彼らのドラマ性とも結構異なるみたいですから。

要するに筆者がメインとしたのは、《クリスチャンとなった後》での回心体験のようなものなのです。そしてそれは継続的でもあるのです。
詳しく語って、と言われた「福音体験」は実は世界観的枠組みに無自覚なものでした。
キリスト者として、この福音的体験を一旦解体し、再構築されたキリスト教世界観的福音信仰への脱皮を指摘しようと思ったのですが、どこまで伝わった(伝わる)でしょうかねー。

まっ、前口上はその辺にして、ご興味おありの方は、FEBCのトップページから、上の画像を参考に探してクリックしてみてください。
※アップロードされている期間は、8/15から2週間です。

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