2013年6月25日火曜日

英語圏ブログ紹介⑩

このシリーズ始めて何回目になるのか・・・、もう自分でも分からなくなっていました。
先ずは整理と言うことで以下にこれまでの紹介を順にまとめました。

① Chuck De Groat・・・ブログの新アドレスはこちら
② Rachel Held Evans 
③ Tim Gombis 
④ Larry Hurtado 
⑤ Andy Rowell 
⑥ Michael Gorman・・・現在リンクが切れております。(事情は不明) 
⑦ Jason Goroncy
⑧ Andrew・・・ブログの新アドレスはこちら
⑨ Chris Tilling

こうして見ると結構常連しているブログがカバーされていないことを発見。
まだこのシリーズは続けられる。ネタ元が見つかって助かった。

さて今回登場していただくのは、Nijay K Gupta(大体、ニジェイ・グプタと発音するみたいです。)さんのCrux Solaです。
現在一番充実している新約聖書学ブログのひとつと言っていいと思います。
ですから専門研究者向けの情報が多いです。

さてニジェイさんとは実際にはお会いしたことはありませんが(上記の誰とも会ったことないのは皆同じだからわざわざ断る必要はないのですが)、 先月18日と25日に持たれたEcclesia and Ethicsと言うオンライン神学会義に参加し、ニジェイさんの発表を聞くことが出来ました。
スカイプでの通信を想像して頂くと(なんて自分ではスカイプやっていませんが)その親近感・臨場感を分かって頂けるかもしれません。

さてニジェイさんをどう紹介したらばいいかというと、やはりN.T.ライトを引っ張ってきた方がいいかな。

現在N.T.ライトの影響を受けて(主に)新約聖書・初期キリスト教を研究している方々は大変多いですが、その中でブログをやっている方に絞って紹介すると、少し弟分的な同僚クラスで言えば、ベン・ウィザリントン(未紹介)、スコット・マクナイト(未紹介)、マイケル・ゴーマンなどがいます。少し間が開きますが、もっとブロガー世代の研究者たちの中に、マイク・バード(未紹介)やJ・ダニエル・カーク(未紹介)、そしてティム・ゴンビスクリス・ティリングなどがいます。

それより下の世代で、博士号を取り少し神学校等で教え始めた若手研究者の中の一人が、ニジェイさんです。

(なんかこの辺のことはNTライト読書会ブログねただね。)

さてニジェイさんのブログの最新記事から以下紹介します。

10 Lessons Learned About Publishing As An Editor

ニジェイさんがマイク・バードさんと共同編集している学術雑誌、Journal for the Study of Paul and His Letters (Eisenbrauns)の実務経験から、もし自分の書いた学術論文が雑誌の編集者に読まれ、且つ掲載されるようになるにはこの辺のことを注意した方がいいよ、というご親切な忠告「10項目」です。

この中の特に第7項目、Interact internationally (and beyond English-language literature only)が目に留まりました。
おや果たしてどの程度ニジェイのレーダーはカバーしているのだろうか、と。

そうすると主要英語文献を別にすると、次はドイツ語の主要文献、それから英語文献でも二次的なものを広く渉猟せよ、と言うわけです。
例えば、南アフリカ、オーストラリア、スカンジナビア(特にスェーデン)・・・と言うわけです。

あーやはりアジアも(当然日本も)、アフリカも、南米もレーダーの外なんだなー、と思いました。

ニジェイは北米ですが、マイク・バードはオーストラリアです。日本の研究者ももっと頑張ってトライして欲しいな・・・と思いました。
やはり発信力がまだないのだなと思いました。

でも先ほどのEcclesia and Ethicsではメインスピーカー以外に大学院生や博士課程の学生がたくさん論文を投稿していました。(時間的余裕がないので彼らの発表までは手が回らないのですが・・・。)
その中には何人か韓国人の名前があったように思います。

もしこのブログの読者の中に聖書学を研究している方がいたら、日本の学会だけでなく、英語の学術雑誌にも掲載されるようチャレンジして欲しいなと思います。
誰か一人でも日本での研究を紹介すれば、少しはレーダーの中に入れてもらえるのではないかと・・・。

その時にはこの忠告「10項目」を是非参照してみてください。

(※さっきN.T.ライトFB読書会に入会したての方から、筆者のブログを読んではいるのだが「難しい」と評されました。今回のもそっちの方だな、こりゃ。) 


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