2010年8月23日月曜日

投資

無駄な投資と価値ある投資の違いは何でしょう。

筆者は大学は経済学部出身ですが、少しマルクス経済学に偏っていて、履修した科目にも原因があるのでしょうが、実体経済について勉強した憶えは殆どありません。

そんな経済音痴の筆者ですが、最近株主になりました。
いえ、上場企業の株を買い付けたとかそう言うものではありません。
新進木工家の先行投資として、僅かの出資をさせていただいた、というところです。
北欧で家具製作の訓練を受け、これから本格的な家具を製作する、と言う方です。
その方のライフスタイルも含めた木工との取り組みに、一口乗らせて頂いた感じです。

筆者自身は趣味で木工をしています。
工房も構え、木工教室も細々とやっています。
簡単な雑家具の注文にも応じます(この場でPRしているわけではありません)。
でも事業として本格的に家具製作するには、それなりの木工機械がないと無理です。経営的には成り立ちません。

趣味の木工のいいところは工作過程を楽しむことにあります。
ゆっくり木と、工具と向き合えることです。

本題に戻ります。
「無駄な投資」とは、丸っきり損をすると言う意味ではありません。
むしろ短期で投資に対するリターンを期待するやり方を、敢えて「無駄な投資」と言わせてもらいましょう。

「価値のある投資」とは、少し長いスパンで見て益が出る、実が成るような投資のことです。
この新進木工家への投資は、私にとっては「価値のある投資」です。
すぐに配当が出なくてもいいのです。
健全に事業が育ち、仕事をする人、その仲間、彼らの家族が自信を持って生業に従事できる環境が整うことが、投資の目的です。
その事業自体が、社会に対し、環境に対し、責任ある仕事が出来るようになることが、投資の目的です。
事業が繁栄し、配当金が出てくるようになったら、それはおまけのようなものです。

投資家は、配当目当てではなく、社会に貢献する事業に投資したいのです。
それが「価値ある投資」だと思います。

Sさん、ゆっくり、着実に前進してください。

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