2010年8月26日木曜日

発声準備

あえいうえおあお
かけきくけこかこ
させしすせそさそ
・・・・
わえいうえをわを

牧師の仕事の一つ、と言うか
プロテスタントの教会では「説教」がメインである。
別に礼拝に集う人々が「説教」を聴きにやって来る、と言う意味ではない。
ただ礼拝時間に閉める説教の割合は大きい。
最近では説教が短くなる傾向だが・・・。

聴衆に声が届くための条件は幾つかある。
特に当教会のようにPAがないと、肉声で届かせなければならない。
声量、滑舌、間・・・など。

どれ一つ満足にできるものはない。
声量が足りない。
ちゃんと腹式で発声していない。
滑舌が悪い。

毎回注意されるわけではないが、自分でも少し意識して、礼拝前の時間、準備する。
冒頭のように繰り返し何回か発声してみる。
少しは違いがあるようである。

声はその場の空気を震わせて、相手の耳に届く、と言う物理的な面がある。
しかし声量だけで聞く人の心に入るわけではない。
(説教中、睡魔が襲う場合もある。)
聴衆が説教者に対して耳を傾けていると、説教者の声から微妙にその時の心理や気合を聞き取るものである。
ちょっと準備不足で自信無げだな・・・。
内容のまとまりが悪いな・・・。
力入っているな、聴き所だな・・・。
などなど。

説教はその時・その場限りの“旬”のものである。
原稿だけでない準備も必要と思うようになってきた。

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