教会内外で「イエス・キリストを信じる人」を『クリスチャン』、あるいは『キリスト者』と呼びます。
多分『クリスチャン』と言う呼称を使う人が圧倒的に多いと思います。
“ノン・クリスチャン”の方はもとより、“クリスチャン”の方でもそうだと思います。
双方に意味の相違はありませんが、このブログ上では筆者は敢えて『キリスト者』をより多く採用することにしたいと思います。
主観的印象になりますが『キリスト者』の方が『クリスチャン』より通俗的に聞こえない、『キリスト者』の方がより自覚的に自己を「キリストに属する者」と捉えているニュアンスがある、と言う余り説得的ではない理由からですが・・・。
「あの方クリスチャンですってねー。」
「あの方キリスト者ですってねー。」
少しニュアンスの違いをお感じになりますか。
であれば少しは上に書いたことに同意していただけるかもしれません。
もう一つもっともらしく聞こえそうな屁理屈にお付き合いください。
仏教、イスラム教、ヒンズー教、etc.と数々ある宗教の中の一つとしてキリスト教があります。
「どの宗教に属していますか。」
と言う問いに、
「私はキリスト者です」と答えるより、
「私はクリスチャンです」と答える方が多いのではないでしょうか。
『クリスチャン』は「どの宗教に属するか」と言う質問に答える自己同定(アイデンティティー)語として使われることも多いと思うのです。
それに対して『キリスト者』は自分が何者かをもう一段掘り下げて用いる自己同定語ではないかと思うのです。
このブログでは「伝道」「福音」「信仰」を初歩に戻って考え、紹介して行きたいと思っています。
『クリスチャン』と『キリスト者』と言う同意味のしかし少しニュアンスの違う呼称についてここまで書いて来たのは、「イエス・キリストを信じる」と言うことは諸宗教の中でキリスト教を選択する以上のことを必要とする、と言うことを言いたかったためです。
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