2010年7月13日火曜日

子供っぽいのはダメなの?

アドーラ・スヴィタクという12才の少女の講演が話題です(TEDの番組で放映)。

http://www.ted.com/talks/lang/jpn/adora_svitak.html

総論から言うと大人はもっと子供らしい良い特徴から学ぶべきだ。大人が子供に一方的に教えるだけでなく、大人も子供から学ぶべきだ。大人と子供は相互に(レシプロカリー)学ぶべきだ。

既にあちこちで何百回と講演しただけあって、どうにいった演説。終わると殆どが大人の聴衆からスタンディング・オベーション。

スピーチに用いた例証や論点は少し単純だが簡潔に整理され流暢な議論は流れるよう。子供らしい愛くるしさと相まって説得的です。

大人が同じようなことをスピーチしても同様なスタンディング・オベーションはもらえないでしょうね。
逆に子供はいいなー、大人は損だなー、と思うことも。
大人だったら自論を説得的にするためにもっと知的な語彙や論理や例証で武装しないと受けないと思うでしょうね。

彼女が挙げている「子供の良い特徴」は楽観主義的視点や大きな夢を見られること。
彼女はそれらの力が現実を変えていく変革力になる、と力説します。
大人は現実主義でもうあまり夢みたいなことは実行できないのかな・・・。
でも中には「子供」が中に住んでいる大人もまれにいますけどね。

彼女は6才の時から書き溜めたショート・ストーリーを出版しようとしたけれど殆どの子供の本専門出版社は相手にしてくれなかったそうです。
そりゃそうだ普通は本の出版は大人になってからするもんだ。と、出版社も彼女に言ったそうです。でも彼女はめげなかった。自分の夢を実現してくれる出版社が見つかるまであきらめなかった。
そこが大したもんかと思います。

※英語もハキハキと聞きやすいですが、日本語の字幕も付いています。面白いからご覧ください。そして自分の子供時代を思い出して少し明るい気分を取り戻してください。

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