2010年7月7日水曜日

誰の福音

さて何から説き起こそうか。
やはり「福音」だな。

「福音とは」で検索すると大抵「キリスト教の福音」として説明されていますね。

「当たり前じゃないの・・・。」

でも「良い知らせ」は色々ありますよ。

「癒し系の言葉」
「心に響く言葉」
「悩みから救ってくれたあの人の一言」などなど。

表現を少し変えれば人々は様々な言葉に「救われて」いるのではないでしょうか。
もしそれらの言葉を「福音」と言い換えれば、「福音」のことばはどんな宗教にも、宗教がらみでなくてもあり得るのではないでしょうか。

それで「誰の福音」を先ず語ろうと思いました。

「キリスト教の福音じゃないの。」

いえ、もう一歩掘り下げて「神の福音」。

でも「どの神様の福音」と言う問いが生じます。

答えは「アブラハム、イサク、ヤコブの神、イスラエルの神の福音」です。

「つまり、旧約聖書の神のこと。」

いえ厳密には(ユダヤ人の)聖書の神です。

ナザレのイエスは「アブラハム、イサク、ヤコブの神、イスラエルの神の福音」を語りました。
ナザレのイエスはユダヤ人の聖書に証しされ、預言されている神の福音を宣べ伝えました。

ヨハネが捕らえられた後、イエスはガリラヤへ行き、神の福音を宣べ伝えて、「時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい」と言われた。
(マルコ福音書1章14節、新共同訳)

(次回は「何の福音」について)

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