2010年7月22日木曜日

牧師と木工

ナザレのイエスは、宣教を開始するまで、父ヨセフの後を継いで大工をしていた。
当時の大工は木工だけでなく石工なども含んでいたらしい。家を建て維持する諸事に携わる職業であっただろう。

筆者の木工はナザレのイエスにあやかるためのものではない。
始めたきっかけは身の回りの整理や、仕事場の整理のために棚や収納が必要になったこと。
その後工具を買い足していくうちにいつのまにか趣味になっただけの話。
でも牧師と木工の組み合わせは自分でも気に入っている。
実際財政事情の苦しいキリスト教会は、牧師が日曜大工程度の維持管理をすることは良くあることです。

2001年教会堂建替えに伴い、建物内外の家具・外構でそれまで磨いた木工のノウハウを活かすことができました。

そして2009年思いもよらないことから、隣接する木造平屋の廃屋を工房に改装することになりました。

教会を地域にオープンにする、と言っても普通の人はなかなか教会に足を踏み入れることは億劫です。
しかし工房だと「面白そうだ」と足が向きやすいのではないか。入って工房の主と話してみたら隣に建っている教会の牧師だった、と言う筋立てが面白いのではないか、とそんな出会いを密かに期待しています。

今日の午後も一人「ツルばら用アーチ」製作について尋ねて来られました。聞いてみたらご近所の方でカトリックの信者でした。

工房はまだまだ内部の整理がついていないので「セミ・オープン」の段階です。そのうち本格的にオープンして地域の人たちとの触れ合いの場、色んなおしゃべりの場になればと思っています。

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