2001年、新会堂建替えの時、屋上を緑化することになりました。教会関係者のご厚意で工事がなされて9年になろうとしています。
植えられた草は四種類のセダム種の草です。別名メキシコ万年草という渇水や日照りに強い種です。用意された区画に一杯にはびこるまで4~5年要しました。
最初のうちは少しずつ肥料をやったりしながら“伸びる”のを待っていました。すると間もなく雑草の問題が出てきました。最初のうちは見つかったら根こそぎ抜く、と言うことをやや真面目にやっていました。
しかし雑草の中でも厄介なのはイネ科の雑草です。根が細かく引っこ抜こうとすると全体が持ち上がってきてしまいます。数年で勢力を伸ばしていきました。
ついに「雑草抜き」をあきらめてしまいました。
段々と屋上を見るのが億劫と言うか、雑草がはびこっているのを見たくないと言うことで放置するようになってしまいました。
先日ちょっと覗いてみました。雑草が生い茂っているように見えました。後日緑化工事を施工してくれた方に「ついに雑草に駆逐されたみたいです。」と報告しました。
会堂にはトップライトを設けてあるのですが、夏の陽射しが強い間これに覆いをかけるため、今度はちゃんと屋上に上がって一周してみました。
雑草に駆逐されたかに見えたのは一部分でセダムはまだ健在でした。ところどころ雑草とほぼ共存状態でしたが、セダムが勢力を保っている場所も結構ありました。何かほっと安心、そして嬉しくなりました。
先日「駆逐された」と報告した時、「雑草も緑には違いないから屋上緑化がなくなったわけではありませんよ」と慰められましたが、「大丈夫、共存していました。」と再報告することができました。
エアコンを使わず屋上緑化による断熱で過ごしているわが教会としては「屋上の緑の草たち」にまだまだ活躍してもらわねばなりません。
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