2010年9月6日月曜日

牧師の社会経験

牧師は専門職である。

しかし牧師の仕事の内容は一定ではない。
ある牧師は「説教」に命をかける。
すると説教準備が仕事の中心となる。
聖書を読み、祈り、参考書を読み、黙想し、説教を練る、と言う一連の作業が生まれる。

ある牧師は「牧会」に命をかける。
信者の問題や悩みを聞き、時には具体策を施し、とにかく信者の生活の様々なことに関わるのである。
特に教会が「クリスチャン・ファミリー」に支えられている、と考える牧師には「信者の結婚」が大きな課題となる。

筆者はどちらのタイプにも属さない。
強いて言えばグータラ牧師である。

牧師の資質を云々する議論に、「牧師の社会経験」の欠如がよく出てくる。
曰く、「もっと社会経験が必要だ。」
「信者が日頃どんな生活をしているのか知らない。」
「社会の現実を知らない」
などなど。

筆者はこの面でもあまり芳しくない。
地域活動をしているわけでもない。
社会に出てボランティアワークをやっているわけでもない。
かろうじて非常勤でシニアの英会話講師をやっているのと、
木工房を主宰することによって幾らか教会外の人たちの中に身を置いているだけである。

視野が狭いのは確かに良くない。
聖書関係の専門書だけでなく、雑読も必要と思う。
説教にもっと社会経験豊富なエピソードがあれば良いと思う。

ところで「ツイッター」や「ブログ」、「ネットサーフィン」は「社会経験」に入るでしょうか・・・。

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