2014年4月20日日曜日

(3)「イエスの死」歴史か、小説か・・・

 リチャード・ボウカム「イエス入門」でも言っていたなー、イエスはある意味永遠のアイコンだって・・・。

Killing Jesus: A Historyと言う本が現在ベストセラーNo.1だそうな。(著者たちのウェッブサイトによると、と言うことですが。)


 著者たちはどうも保守系のジャーナリストと(ゴーストライターではないが)歴史研究家の組み合わせのようだ。


 ケネディーとリンカーンで成功を収めたのでイエスにまで手を出したみたいだ。

 手厳しい書評が目につく。 
Indeed the authors used the same stylistic formula for their two previous books Killing Kennedy and Killing Lincoln. Both were bestsellers, and Killing Jesus is already number three on the New York Times bestsellers list. Why? Because they are fabulously easy to read: because there are good guys and bad guys, with very little in between; because there is lots of journalistically juicy, salacious gossip; and because, as with some historical fiction, you learn quite a bit about a particular era without having to think too much.

 このブロガーもかなり狭い範囲での指摘だが、ヒストリーとしてのレベルでは「かなりいい加減」、と言う判定だ。

 かように「歴史」というのは「動かせない過去」を扱いながら、それ(人物・事件)にピッタリ標的を当てることは大変に難しいものだ、と言うことだろう。

 (筆者の場合、ゴルフ練習所に初めて連れて行かれ、止まって動かないゴルフボールを打つことが予想に反して難しかったこととどこか似ている。)
 

0 件のコメント:

コメントを投稿